タイ・カンボジアの孤児院ハッピーホームを支援しています。

ハッピーホーム・ストーリー

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刑務所から来た男の子

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カンボジアのポイペトホームに小さな男の子がやってきました。男の子は刑務所の中で生まれ育ちました。彼がお腹の中にいる時に母親が懲役20年の判決を受け、刑務所に入って来たのです。彼の父親は既に亡くなっています。最初にハッピーホームに来た時、彼は外の世界を全く知りませんでした。ハッピーホームで同年代の子供達と初めて会いました。車にも初めて乗りました。ハッピーホームに来た時「学校には行かない」と言い続けましたが、1ヶ月が経ち、他の子供達とも仲良くなり、サッカーをして遊ぶようにもなりました。そしてついに「学校に行きたい」と言ったのです。今、彼は元気に学校に通っています。

 

 


ハッピーホームで育った女性のお話~変えられた人生~

「私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。(聖書)」

この聖書の言葉は、私の人生でとても現実のものとなっています。私の名前はファンです。私は神によって、幼少の頃から孤児院で生きるよう導かれました。孤児院の名前は、バーン・サンティソク・クリスチャンといい、今はMMFチェンライの一つです。私はここで、6歳から20歳まで計14年間過ごしました。ここで私はとてもよく育てて頂きました。食べるものや、決して裕福ではないけれど、欠くものはありませんでした。着るものも十分でした。学校の友人より持っていると思われる位でした。良い母親、ローズ・マルチネスさんが心も身体も面倒見て下さったことを神に感謝します。しかし、生活をしていく中で、生きる為の、何か大切なものが必要ではないか、と思い始めました。外側ではとても良く育ててもらっているのに、内側は全く自分には価値がない、と感じていました。たくさんの友人もいました。他の人と比べて責任感もある方でした。学校でも良い成績でした。自分自身でしっかり生きてきたつもりでした。

しかし、一つ私に不確かなものがあり、それが自分が孤児であり、低く見られ、他の人と比べ平等ではないという思いでした。ある日、母ローズさんは私をチェンライの青年キャンプに連れて行ってくれました。そのキャンプのテーマは、「セルフイメージ」、自分自身にどう確信を持つかというものでした。そこで沢山のことを聞き、私は感動しました。例えば、私達は自分を神が見ているように見ることができる。なぜなら、私達の人生は神がこの世でスタートさせて下さったからです。毎日、色々な話を聞いて、最後の夜、先生は言われました。
”あなたは自分の人生に、神様の計画を招き入れたいですか?神様に話したいことはありますか?自由に話しかけて下さい。”私は疑問に思うことを神に打ち明けました。”神様、私はあなたが無償の愛をもっていることを聞きました。どうかその愛を私が感じられるようにして下さい。”そう祈っている時、神に触れられて、泣きました。なぜ泣き出したのか、その涙は自分がいやで泣いたのではありません。

その時、神は私を大切な一人として選んで下さり、自分は価値のある者だとわかったのです。何を沢山もっているか、何をしているかではなく、私は誰に属しているかだったのです。今日も、あの時の思いは変わりません。私は神のもの、神は私のものなのです。
神に感謝します、あなたは高価で尊いという神の真理を。神が私の人生の全てをかたち作って下さいます。起こる全てのことは、神に権限があります。私はあのキャンプ以来、タイ・ビエン教会のユースリーダーとなりました。自分は何もできない者と思っていました。自分に価値がないから、誰も受け入れてくれないと。私は孤児ですが、神ご自身が私の思いを変えて下さったのです。神は私の全てです。私達が誰に属しているかを知ると、人が喜ぶようなことをしたり、評判を得ようとして何かをする必要がないことが分かります。それよりも、人生で起こること全てが、神の許しの中で起きているとわかるのです。私の話を聞いている人たちが、あなたの価値は神のみ手にあることを確信して頂きたいです。あなたが誰であれ、どんな人生を生きていても、神ご自身があなたの人生の答えです。なぜなら、あなたは神のものだからです。主の祝福があなたにありますように。

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